ほうれん草の胡麻和えを作る時、美味しさの秘訣は胡麻を煎り油が出るまですり鉢ですること。
ただこれだけだけど、地味にめんどくさい。
あとほうれん草はサッとゆがいて、刻んだ葉っぱを丁寧にのばしてから
和え衣と混ぜる。胡麻和え以外にも同じく。
これもまた地味に時間がかかる。
ほうれん草も胡麻も
このひと手間が美味しさの秘訣なのだ。
先日、作った胡麻和えを食堂を手伝ってくれている大学生が味見。
「美味しい。なんでスーパーとかコンビニで弁当に入ってる胡麻和えって不味いんですか?」
あまりお弁当を買う機会がないので
彼らが言っている不味いの解説はもちろん出来なかったのだけど
おそらく
今はほうれん草も冷凍で売られているし、胡麻はすりごまや胡麻和えの素なんてのも売っているのを見かけた事がある。
そりゃ、胡麻を煎ったりすり鉢で擦ったりって地味でめんどくさい。
すりごまや素はすぐに使えて便利。
でもね、胡麻を煎ってすり鉢でするとふんわり香るスリ胡麻の香りは本当にいい香り。あとはお醤油とお砂糖を入れるだけ。
なのに本当に美味しいほうれん草の胡麻和えができる。
便利になって、短時間で料理は出来る様になったけど
時間をかけて作る。その中にとっても大切な美味しいがある気がする。