私はお出汁が大好き。
かつお、昆布、椎茸、いりこ・・・
あげればキリがないくらい。
私の作る料理には
和食に関わらず、何かしら
お出汁を使うことが多い。
世の中には色々な優秀な
「旨み調味料」ってものがある。
でも、それを使わなくても
十分美味しさを表現できる。
そして何より
お出しの香り!
これはアロマだと思っている。
人は食べ物を口にするとき、
自覚はないかもだけど、味覚以外にも、
嗅覚(香り)
視覚(見た目)
触覚(温度や歯応え)
色々なものを感じている。
些細なことだけど、うま味調味料は
味に特化して表現している感じがする。
(うま味調味料を否定しているのではありません)
何十年前だろう、だしメーカーのCMで
「お箸の国の人だもの」っていうコピーがあって
なぜだか、私は
「お出汁の国の人だもの」と覚えていて、
美味しいお出汁を口にすると、
そのコピーが毎回頭の中で流れる。
本当に日本って
繊細な旨みを感じられる、
食文化と素材の豊かさと
料理を作れる、味わえる
何て幸せな国なんだろう。
この素材に恵まれる環境や、
受け継がれる技術や知識は
次の世代にも残していきたい。
ああ、お出汁って最高だわ〜