食堂で使っている味噌は
毎年仕込んでいる自家製味噌。
専門家ではないので、何の根拠もないけど
自分の手が家族の手が入った味噌や、その土地でできた味噌は、その人たち、そこに住んでいる人の体に合っているとおもう。
好き嫌いはあるかもだけど、自分たちのちょうど良い塩梅がつかめれば
どんな高級味噌より美味しい。
食堂では、少人数で気軽に作れる味噌講座も通年通して開催中。
昔は一気に1年分を作るのが普通だったんだろうけど
保管の場所や気候の変化などから、
毎回少量作り、ストックが少なくなってきたらまた作る、ってのでもいいんじゃないかと思っている。
1年前に作った味噌は 暑すぎる気候のため1年も置いておいたら過発酵気味。色も味も濃くなって、味噌汁以外の田楽みたいなものに使う味噌になっている。
店主(私)には近い将来の夢があって
それは「小さな味噌工房をやりたい」ということ。
食堂がある街の裏路地で、味噌作り教室をやったり味噌の量り売りをする味噌工房。
場所は町内にある公会堂なんかが良いんじゃないかと考えている。
そこのキッチンとその奥には、味噌備蓄スペース。
町内に一つ 小さくても味噌工房があったら、災害時には備蓄された味噌を町内で使えるのだ。
最近では災害時の非常食やインスタントなど
技術の進化により美味しいものが増えたと思うけど、
味噌と、米と、梅干しがあれば健康的な食を提供できる。
自分で味噌を作る安心感、街に味噌がある安心感。
是非ぜひ、みんなで味噌を作ろうじゃないか。