コラム食堂店主が思ふこと

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お米作り

店主のつぶやき

麹・味噌の業をお仕事で任せてもらうようになり

お米作りの現場にも関わらせてもらって、
お手伝いをしています。

5月に種籾を蒔くところから始まり、
10月に稲刈り

1束1束 鎌で刈って束にしてまとめて干して・・・

言葉にすると簡単ですが、
水が抜けているとはいえ
足元が泥の中で中腰で稲を刈る作業は、
翌日身体中がバッキバキになり、
米作りの大変さを痛感。

農家さんの労働の過酷さを考えると、
お米が高いって簡単に言えなくなりました。

機械化や大規模農業になっていくのも、
賛同はできないけど仕方のないことなのかと感じます。

暑さのピークは超えているとはいえ、
汗だくになりながら1日働きました。

これを毎年、長年続けている農家さんは凄い。

何も考えなくとも毎日、食卓に上がり
美味しく食べられていることに本当に感謝です。

11月、収穫してハザかけしていた稲を脱穀します。

その稲を運ぶ作業から始まり、脱穀機にかけて
その後イネがらなどゴミを選別する
唐箕(とうみ)という機械の出番ですが、
今回それがなくて

ざるに扇風機を当てて、
脱穀した米を落とし
ゴミや稲藁を風で飛ばす作業。

何度も繰り返し、
やっと籾殻つきのお米だけになりました。

以前、インドの北部ラダックという
チベット文化圏の農村地帯でホームステイした時に

まさに同じやり方でダル(豆)を選別していて、
お手伝いしたのですが

そのことを思い出しました。

そこは口笛を吹いて風を呼んでいました。

この作業は人間の生きる力と知恵は凄いと
圧倒されるとともに、効率や生産性とは
真逆の人の暮らしを目の当たりにして

お世辞でも楽しいとか楽とかとは言い難い、
昔の田舎の暮らしが観えてきます。

今回、無農薬で作っているので草ボーボー。

収穫や脱穀の時にも
草が入って邪魔をしていましたが、

それでも夏場の暑い時期、
除草作業を30回以上やっていたと
代表から聞き

そりゃ、世の中の農家さんが
高齢になりながらもお米を作っていくのに

農薬とか使いたくなるよな・・・

と、思ってしまいました。

農家さんを次の世代が受け継ぐことなく、
農家が減っている状況が頷けます。

とは言えども

できれば口に入るお米や
農作物を作ってくれる農家さんを守り、
作らないで食べさせてもらえる人が
農家を支える世の中になるといいなぁと感じました。

今年のこのお米で麹をつけられる日は、
もう少し後のことですが

今までより一粒一粒を大切に思うような気がします。

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